バージョンアップして1カ月ほど過ぎましたが、使い勝手はいかがですか?
最初は画面の配置などが違ったため、私も子どもたちも戸惑いました。1カ月たって子どもたちはすっかり慣れて使いこなしています。私も普段必要な部分については、マニュアルがなくても使えるようになってきました。
これいい!と思うポイントはどこですか?
以前は検索キーワードの入力にかなりの手間(書名、中間を選ぶなど)がかかっていましたが、「探調TOOL DX for SA」ではフリーワードを入れるだけですぐ検索ができ、ヒットの精度も高くなりました。子どもたちも以前は操作が難しい所もありましたが、「探調TOOL DX for SA」のOPAC(検索用端末)は簡単に操作できているようです。
子どもたちの反応で、違うと感じるところはありますか?
岡山大学教育学部附属小学校では、読みたい本に予約をする子どもたちがとても多いんです。人気の本にはなんと100件を越える予約が入ることも。以前は、子どもたちが予約をしたあと、「予約がどれくらい入っている?」といったような質問をされることが多くありました。
「探調TOOL DX for SA」では、OPACから予約件数が確認できるため、自分たちで本の状況を確認し、予約をするかどうか考える、といった自主性も見られるようになりました。また、予約の順番は司書用の端末からのみ見られるようにしているのですが、貸出画面からすぐに確認することが可能になったので、子どもたちの「いつ借りられる?」の問いに、素早く答えられるようになりました。
今後の「探調TOOL DX for SA」の活用についてご意見をお聞かせください。
「探調TOOL DX for SA」になって検索がよりスムーズで簡単になったので、MARC(書誌データ)の内容だけではなく、独自キーワードを増やして調べ学習などの充実につなげていきたいです。